僕たち佐賀に住めますか?
突然だが私たちは佐賀への移住を検討している。
本ブログは私たち家族の佐賀移住を計画段階から公開し、その苦楽や顛末などをお伝えしていこうという取り組みである。
有史以前より人類は移住を繰り返してきた。
飛行機も船も車もない、舗装された道もない時代。長距離移動は極めて危険な行為であったろう。転倒や滑落によって怪我をするリスク。猛獣に襲われるリスク。移動中に食料が枯渇するリスク。もとよりそれまでの生活を捨て新しい土地へ移り住むという行為自体、多くの不確定リスクを内包している。
これほどのリスクがあるにも関わらず、人は何故移住を決断し行動に移したのだろうか。
人は解決すべき課題や問題に直面した場合に、最終手段的な解決策として移住を検討する。
というのが私の考えである。
例えば「仕事に疲れたから田舎でのんびり暮らしたい」かもしれないし、「閉所恐怖症で満員電車に乗れないので地方に住みたい」かもしれない。
有史以前の人類ならば、人口増加や環境変化による食料不足が主な理由だったろう。
時代を問わず地球上で生きる人間にこの考えは適用出来るはずだ。
もちろん私たちのケースにおいても
■僕たち佐賀に住めますか?
私は東京生まれ東京育ち。約40歳。
妻と3歳の子供と暮している。
そして現在、佐賀への移住を検討中である。
しかし冒頭にも書いたように、移住はリスクを伴う。
いかにインターネットや交通網の発展によって、移動や長距離間コミュニケーションが容易になったからといっても、やはり住む場所からの影響は生活に直結する。
お金は十分に稼げるのか?仕事はあるのか?子育てに支障はないか?近隣の方々とうまくやっていけるのか?休日は何をして過ごしたらいいのか?
移住することで現在抱えている悩みや問題はまず解決するだろう。しかし移住先には別の厄介な問題があるかもしれない。そしてその問題は移住した後で明確になるのだ。
このように移住は多くの不確定リスクを内包しており、移住者本人にこれを負わせる。
このリスクに怯え呆然と立ち尽くしているのが今の私たちだ。決断を迫られ葛藤するも、このリスクとの折り合いが着いていない。
今私が感じていることを完結にまとめると、以下のようになる。
移住は当人にかなりの覚悟を求めて来る。
覚悟という言葉が出てきたので、この言葉について某氏の唱える定義を引用したい。
「覚悟」とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開くことだッ!
─ 某氏 ─
※この言葉を発したとき、氏が若干15歳であったという事実には驚きを禁じ得ない。
しかし私たちに覚悟などないことをここに断言する。それと同時に都会に住み続ける勇気も根性もないこともついでに断言する。
果たしてこんな私たちが佐賀という名の暗闇の荒野に進むべき明るい道を見つけ出すことが出来るのだろうか??不安は尽きない。
だがこんな私たちに地方移住が出来たなら、その過程はきっと他の人達にとっても有益な情報となるのではなかろうか?
本ブログは、私たち家族の佐賀移住計画を検討段階から公開し、その顛末、そこへ至るまでの苦楽、葛藤などをお伝えしていこうという取り組みである。
現在移住検討中なので顛末については現時点で保証出来ない。やっぱり都会で生活しますという結論となる可能性もあるので、その旨予めご理解ご了承賜りたい。
本ブログの内容が、移住を検討している方々、あるいは移住を推進する立場の方々にとって有益な情報となれば幸いである。
また移住など全く考えていない方々にとってもエンタテインメントとして楽しんで頂ければ嬉しく思う。
いつかこのブログが書籍化し、地方移住後の私たちに巨万の富をもたらすことを強く望んでいる。