【今年の漢字は『転』で決まり!】私の2018年を振り返ってみた
私は東京都世田谷区生まれ。約40才。システムエンジニア。
現在、妻と子どもと福岡に住んでいる。近々佐賀県有田町へ移住予定のプレ地方移住者である。
2018年も残すところ後1日。先日、日本漢字能力検定協会が発表した今年の漢字は『災』だという。確かに地震や豪雨など今年の日本は災害が多かった印象がある。被災地の復興を願うとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げたい。
私の2018年は『転』
さて、みなさんにとって2018年はどんな年だったろうか?
ちなみに私の2018年を漢字1つで表すならば『転』である。
「佐賀移住を決心する」→「会社に退職の意向を伝える」→「本ブログの執筆開始する」→「移住の為の行動を開始する」と、私にとって今年は目が『回る』ほどに慌ただしく、同時に人生が大きく動き始めた『ターニングポイント』ともいえる年であったからだ。また私にとって佐賀移住はIターン移住となる。(※ターン(turn)は『回転』などを意味する言葉だ。)
以上から私の今年の漢字は『転』で決まりなのである。
私の2018年
そんな私の2018年に皆さん興味津々であろう。
うん。うん。大丈夫。分かってるぞ。
それでは私の2018年を月別に振り返っていこう。
1月:「正月は有田でダラダラ 38歳になる ジム通いを辞める」
1月:「正月は有田でダラダラ 38歳になる ジム通いを辞める」
今年の初め、2018年の正月は妻の実家兼移住予定地である佐賀県有田町でダラダラと過ごしていた。
この時はまだ「佐賀移住。いつかしたいね。」というレベルであった。
なお、話は変わるがこの冬はとにかく寒かった。この寒さの為、昨年末まで10ヶ月ほど継続していたジム通いから足が遠のくこととなった。そして春が来ても私がジムに通うことは2度となかった。ムキムキでマッチョでモテモテな男になれるという約束された成功からの決別。これもまた1つの転機と言えるかもしれない。
◆その他のトピックス:
・私38歳になる。
私は1月生まれの水瓶座なので1月で38歳になった。ハッピーバースデイ私。
2月:「『HUGっと!プリキュア』との出会い」
今年2月、私の人生を揺るがすかもしれない大きな出会いがあった。そう、プリキュアとの出会いである。2月時点で3歳半だった娘がそれまで観ていたアニメといえば「アンパンマン」「おさるのジョージ」。聞くところによれば2月に新しいプリキュアが始まるというではないか。娘にも日本の女児が熱愛している「プリキュア」とやらを観せてやるか。と一緒に観たところ。。
嘘でしょ!何これ!?めっちゃ面白い!!
親子でドはまりした。
洗練されたキャラクターデザイン。女の子がめちゃくちゃ可愛い!変身シーン、戦闘シーンの美しい作画とその作画枚数。私が幼少期に観ていたそれの何倍だ!!??
(第1話~5話はとくに作画枚数が多めで変身シーンもフルバージョンが観れるのでオススメだ!!個人的には第4話が好きだ。)
ちなみに今期のプリキュア『HUGっと!プリキュア』は子育てがテーマになっている。敵方の組織がブラック企業を模していたり、男の子のプリキュアが登場するなど、社会的メッセージの強い社会派プリキュアとも言われている。そのためか作中には以下のような大人の胸に刺さるセリフが散りばめられている。
「何をやっても中途半端!俺は何も出来ない!」(チャラリート)
「男の子だってお姫様になれる!」(キュアエール)
「若宮アンリの身体でも、若宮アンリの心は縛れない!」(若宮アンリ)
思い出し泣きしそう!!
素晴らしい作品に出会い好きになることが出来た。これも大きな転機であったと言えるだろう。
◆補 足:
現在放送中の『HUGっと!プリキュア』は残すところあと数話。いよいよクライマックスに向けたストーリー展開となってくる。また来年2月からは、第16期となる新規プリキュア『スター☆トゥインクルプリキュア』も始まる。
これからもプリキュアから目が離せない!
3月:「とにかく寒かった」
3月には申し訳ないが寒かったことしか覚えていない。
とにかくこの年の福岡は寒かった。九州に住んだことのない人は、九州は暖かいだろうと思っているかもしれない。
単刀直入に言おう。このバッカもんが!
九州は寒い。分けても福岡、佐賀、長崎の北部九州は極寒だ。東京に34年住んでいた私の肌感覚としては、福岡は東京より断然寒い!雪こそ降らないものの北の海から吹きつける風が冷た過ぎるのだ。アレは完全に殺す気の風だ!!九州移住とくに福岡移住を考えている方には注意喚起として一言言っておきたい。福岡は寒いぞ!!福岡移住なんてやめておけ!!
4月:「会社から東京転勤を打診される 佐賀移住決心のきっかけに」
4月大事件が起こる。現職の会社の行事で東京へ行ったところ、飲みの席で役員から東京転勤を打診されたのだ。
この事件が私たちの佐賀移住決心のトリガーとなったことは言うまでもない。
「佐賀移住。いつかしたいね。」から「佐賀移住。するなら今でしょ!」となるきっかけが、この事件だったのだ。しかし、逆にこれがなければ後数年は漫然と福岡生活を続けていただろう。今思えば、人生が止まったまま動かなかったかもしれなかったことを想像するとそちらの方が恐ろしい。これは天啓であったと思っている。東京転勤を打診し私たちに佐賀移住のきっかけを与えてくれた会社には感謝したい。
5月:「佐賀移住を決心!!会社に退職の意向を表明。」
4月に打診された東京転勤の話を家族と話し合い。1ヶ月ほど悩んだ結果。佐賀移住を決心!!会社にも退職の意向を表明した。会社は、辞めるならば福岡でいいから残留してくれと言ってきたが、その時点で私たちの心は佐賀にしか向いておらず、福岡残留という選択肢はもはや存在していなかった。丁重にお断りし退職の意向を正式表明した。落としどころとしては11月末に退社ということとなった。
この際、この佐賀移住チャレンジの取り組みを他の誰かにも紹介したいと思い、本ブログの執筆と、Twitterを開始した。この月はまさに転機の月であったといえる。
6月:「小休止 心の整理」
何の記憶も記録もない。
移住を決心し、会社に退社の意向を表明したものの、そこには勢いにまかせた的なところがあったのも事実。今後どうしていくのか?本当に移住して大丈夫なのか?など、心の整理をしていた時だった。これから佐賀移住に向けて走り出す為の準備期間だったと言えるかもしれない。
◆その他のトピックス:
この月妻が家族全員分の占いを受けた。その結果は私たち家族の移住を後押しするものであった。
7月:「本格的な移住の動きを開始」
7月いよいよ本格的な移住の動きが始まる。まずは住む家だ!場所は妻の実家のある佐賀県有田町で決まっている。ちなみに有田の空き家の価格相場は土地込みでも数百万円程度。さらに修繕費を加えても1000万円程度で収まるものがほとんどだ。これは賃貸よりもお得!という訳で理想の空き家を探すことにした。
有田町の春陽堂さんの企画する空き家見学ツアーに初参加したのもこの時だ。
しかし田舎の家探しの難しさに、早くも地方移住の洗礼を受けることとなるのであった。
移住予定地兼妻の地元である佐賀県有田町に訪問して3日目。最終日となる今日は住まいを探すため空き家を見学をした。とてもいい感じの小民家であったが改修にお金がかかりそうだ。#地方移住 #佐賀移住 #有田移住 pic.twitter.com/0nddcq2iFJ
— 僕たち佐賀に住めますか? (@bokusumi_saga) July 16, 2018
◆その他のトピックス:
・娘4歳になる
・私『7つ海のティコ』のOP曲に感動する
8月:「空き家探し継続」
田舎には空き家自体は多いのだが、売りに出されている空き家は数が少ない。いわゆる空き家問題といわれるものに直面した。佐賀県有田町内の私たちが住みたい地域で売りに出される空き家はせいぜい2~3軒。定期的に入れ替わりはするが売りに出されるとすぐに売れてしまうものもあるし、売りに出されているからといって私たちが気に入るとは限らない。空き家との出会いには運が必要なのだ。
これまで都心でしか転居したことのなかったシティボーイの私は、この状況に驚愕した。田舎の家探しを完全に甘くみていたのだ。
空き家見学ツアーには継続的に参加を続けることとなった。
【佐賀県有田町で家探し】
— 僕たち佐賀に住めますか? (@bokusumi_saga) August 4, 2018
今日は移住先の住居を探します。
春陽堂さんが企画する空き家、空き店舗見学ツアーに参加。#地方移住 #佐賀移住 #有田移住 pic.twitter.com/1ZxrGJB8lQ
またこの月、空き家見学ツアーを主催している方が、実際に空き家を購入しリフォームしているところだったので、手伝いをかねて見学をさせていただいた。
ボロボロの空き家でもリフォームすればこんなに素敵になるのかと、夢が一気に広がる体験であった。
【佐賀県有田町で家探し】今日は家のリフォーム見学+お手伝いをした。昨日見学したような古い民家もリフォームすればここまで素敵になると言う!選択肢が広がる!夢が広がる!地方移住の家探しはリフォーム後の姿を想像するスキルが必要かもしれない。#地方移住 #佐賀移住 #有田移住 pic.twitter.com/8WTT7LbeYs
— 僕たち佐賀に住めますか? (@bokusumi_saga) August 5, 2018
◆その他のトピックス:
・娘プールデビュー
9月:「購入したいと思える空き家が見つかる」
2ヶ月間の空き家探しの結果。9月、とうとう気に入る空き家を見つけることが出来た。このとき見つけた家は、空き家見学ツアーで見つけたものではなく町外の不動産が管理している物件であった。
ちなみに、価格は500万円ほどで、5DK、200平米程の物件である。程度も悪くない。
空き家見学ツアーの定期参加により、佐賀県有田町の空き家の程度と相場について、かなりの知識を蓄えていた私たち。これは買いだ!と即決した。
ようやく気に入った家が見つかり驚喜する私たち。しかしこれは悲劇の始まりであったのだ。
◆その他のトピックス:
・長崎出張で擁壁愛が芽生える
10月:「空き家仮契約 住宅ローン借用手続き等に奔走」
9月に見つけた空き家の購入の商談が本格的に開始した。ハウスインスペクションを申し込んだ後、仮契約を実施。(※仮契約:手付け金を支払い、売り主は他の人に売らないこと、買い主は他の物件を買わないことを、約束する。破った場合契約不履行となり、手付け金をそのまま支払うこととなる。)
その後、リフォーム見積もりの立ち合い、住宅ローン借用手続きなどに奔走。毎週末なにかしらの手続きや打ち合わせがある非常に忙しい1ヶ月間であった。
◆その他のトピックス:
・名古屋出張帰りの新幹線が止まるというアクシデントに見回れる
名古屋出張帰り。事故の影響で新幹線が2時間遅れで新大阪に到着した。
— 僕たち佐賀に住めますか? (@bokusumi_saga) October 19, 2018
新大阪駅構内は難民キャンプの様相を呈している。
しかし明日は娘の運動会。
なんとしても私は今日中に博多に帰る!
狙うは2時間遅れで新大阪に到着するという のぞみ49号!!
お前に全ての希望を託す!! pic.twitter.com/NGxOGkABGY
・『モアナと伝説の海』を観て感動する。
11月:「空き家購入契約破談!不動産売り主と戦争勃発!」
11月悲劇は突然起きた。住宅ローンの仮審査が完了、本審査の申し込みを終え、いよいよ購入契約成立というところだった。突然家主が「家を売りたくない」と言いだしたのだ。不動産から詳しく話を聞いてみると売り主は10月中に家を売りたかったようで、もうこれ以上待てないと言ってるらしい。いやいや仮契約の時点で10月、リフォーム見積もりもらったの11月頭だぞ!!本審査の結果がでるまでもう少し待てないかと交渉したが、やはり待てないという。なぜあと2週間が待てないのか!?しかも手付け金も返す考えはないという。
この無礼かつ、非情極まりない態度への怒りから私の心の奥底に眠る鬼神が覚醒。不動産に猛抗議。徹底抗戦を行った。この詳細については今後のブログに記載するつもりだが、顛末としてはやはり空き家購入契約は破談となってしまった。
家探し開始から4ヶ月、なんとここへきて振り出しに戻ってしまったのだ。
改めて地方移住の洗礼を受ける形となり、心身ともにどっと疲れてしまった。
◆その他のトピックス:
・『映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』鑑賞
娘と2人でT・ジョイ博多で『映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』を鑑賞してきた。めっちゃよかった!!!
・会社から2月末までの退職延期の打診を受け了承する。
12月:「立て直し 空き家探し一旦休止 年末は有田でダラダラ」
空き家購入契約破談の一件ですっかり傷心してしまった私たち家族。とりあえず、心身を休めるため空き家探しは一旦休止した。やはり私たちに移住は無理なのか。佐賀は私たちを必要としていないし、移住など望まれていないのかもしれない。そんな悲しい気持ちにもなった。
その後気持ちを取り直し、再度佐賀移住を決心した。
先の春陽堂の方々始め佐賀県有田町の人たちの善意に触れることが出来たのは大きかった。
対策や計画の抜本的に見直し、立て直しのための佐賀移住再開計画プロジェクトを発起。緊急事態宣言を発動した。もはや、望む形での移住は出来ない!佐賀への転居を最低目標に、初回移住段階での空き家購入は断念!これまで選択肢としていなかった賃貸物件や佐賀県有田町以外の物件を初期移住時の住まい選択対象に加える!向こう3年ほどのうちに有田町内に気に入る家を見つけたい考えだ。
具体的な家探しは来年1月初旬にに開始することとした。
そして現在、妻の実家兼移住予定地である佐賀県有田町でダラダラと過ごし、本ブログを執筆している。
◆その他のトピックス:
・家族でアニメ『はたらく細胞』にハマり全話一気見!
・娘と魔女の宅急便を観て号泣「高い高いして!くっはっーー!!」
4歳の娘と「魔女の宅急便」を観た。
— 僕たち佐賀に住めますか? (@bokusumi_saga) December 16, 2018
開始5分。お父さんとキキの「ねえ昔みたいに高い高いして!」のシーンで早々にお父さん的最高潮を向かえ号泣!!
放心状態になりながら観る残りのストーリーは、お父さん的には長く良質なエピローグ。
近頃、複数の作品が親目線でしか観れなくなっている。#4歳
以上が私の2018年である。
実際に振り返ってみると娘の成長を感じたり、当時の気持ちを思い出したりと、結構感慨深いものがある。
2019年はこの「転」の年が明け、いよいよ新しいスタートが始まることであろう。恐らく2019年を表す言葉は『始』になるはずだ。
来年こそは仕事辞めて佐賀移住するぞ!!
それでは皆さまよいお年を。
僕たち佐賀に住めますか? (@bokusumi_saga) | Twitter