本ブログは私たち家族の佐賀移住を計画段階から公開し、その苦楽や顛末などをお伝えしていこうという取り組みである。

現代日本社会における国内移住とその定義

私は東京生まれ東京育ち。約40歳。
妻と3歳の子供と暮している。
そして現在、佐賀への移住を検討している。

 

前回の記事では、「移住にはリスクがあること」「移住には覚悟が必要であること」を書かせて頂いた。現在、私たちも覚悟がつかずに尻込みをしている状態だ。
なので、この「移住リスク」「移住への覚悟」を様々なアプローチから紐解いていこうというのが、当面の本ブログの主要テーマとなる。私自身その答えを探しながら、先人たちの声を聞く機会などあれば聞いていきたい。 

 

さて、今回はその主要テーマに入る前に本ブログであつかう移住という言葉について定義をさせて頂きたい。移住という言葉に対し書き手と読み手とが共通認識を持つことで、本ブログの内容や云わんとしていることがより明瞭にご理解頂けると考えたからだ。

 

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■そもそも移住とは何か

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マドクス・ブラウン「イギリスの見納め」バーミンガム美術館、1855年

 

そもそも移住とは何なのか?

Wikipediaには以下のように記載されている。

 移住(いじゅう)とは、他の場所に永住することを目的として、ある地域や国を離れる行動である。─ Wikipedia

 また、同サイトには移住の要因についても記載されている。

要因は、「引かれる」要因と「出る」要因の2つに大別される。より良い経済的機会やより良い気候条件を求めることが「引かれる」要因の例である。一方、貧困への恐怖や宗教的、政治的差別が「出る」要因の例である。─ Wikipedia

 何やら小難しく時代錯誤の感を受ける。同サイトに記載されている移住は、世界史の教科書に出てくるような近代以前の移住についての様である。
ただし移住の要因についての記述は、現代とも共通する点があり考えさせられるところもある。

 

 本ブログでは、現代日本社会における地方移住をあつかう。さらにブログのテーマも考慮した上、狭義の移住を定義をしていきたい。

 

■本ブログであつかう移住

 本ブログであつかう移住は基本的に現代日本における地方移住である。

さらに、以下3点を本ブログでとりあつかう地方移住の3大条件とさせていただきたい。

◎基本的地方移住3大条件

1. 都市部から地方への移住であること

2. 自発的な移住であること

3. 多少の反社会性が含まれていること

 

具体的にその意味と理由を説明していこう。

 

1. 都市部から地方への移住であること

こちらについて説明の必要はなかろう。そもそも 私自身が都市部から地方への移住を検討しているので、実体験を交えながら、移住の苦楽や葛藤などをお伝えしていきたいというのが本ブログの初心である。

地方から都市部への移住や海外移住など、なんとなくキラキラと華やかな感じのする移住は本ブログではあつかわない。

※地方から地方への移住というパターンについては、その動機が私の想像を越えているので、いつか当事者にその動機を聞いてみたい。

 「都市部」「地方」の定義については割愛する。

 

 2. 自発的な移住であること

 次に、本ブログであつかう移住は、その理由がポジティブであれネガティブであれ、本人が自発的に行った能動的移住であることを条件としたい。

冒頭でも記載した通り「移住リスク」や「移住への覚悟」とどのように向き合い、どう考えるのか、ということが本ブログの主要テーマである。

このため転勤、進学による移住などは受動的移住と位置づけ本ブログでは基本的にあつかわない。

※転勤、進学でも能動的移住の場合もあるかもしれないが、現代日本社会においては一般化され過ぎておろ、もはや受動的の方が圧倒的に多いだろう。

 

3. 多少の反社会性が含まれていること

 最後に、本ブログであつかう移住へのマインドとして、少々の反社会的思想が含まれていることを条件としたい。反社会的というとドキっとするかもしれないが、つまりは現在の社会生活になにかしら「疑問」や「違和感」、「生きづらさ」などを感じているということである。その様な現状からの逃避、離脱や脱却を求め、地方移住を検討している人が本ブログのメインターゲットである。

 

以上、本ブログであつかう狭義の移住と位置づけたい。これを前提と理解いただくことで、本ブログを誤解なくお読み頂けると思う。

 

 

最後になるが誤解のないように、以下補足をさせていただく。

※全く読者のいないブログではあるが、高いコンプライアンス意識を持って取り組んでいきたい私である。

■補足事項

1.本ブログは地方移住を推奨するものではない

私自身移住検討中だが、やっぱりやめたいとなるかもしれない。また移住してみたら最悪だったとなるかもしれない。そもそも人によって状況も考えも様々であるので推奨出来る立場にない。あくまで私個人の視点から地方移住についての主観的意見を述べさせていただくだけである。

 

2.移住の定義について例外は多々ある

上記定義は結局のところあなたのその移住にドラマはあるのか?その移住面白いのか?ということである。基本定義は上の記載の通りであるが、これも人生は様々。上記定義に合致せずとも、本ブログテーマと合うという例外パターンは多々あると思われる。

 

3.私は反社会的思想家ではない

念のために宣言するが、私は反社会的思想家ではない。なんとなく現在の生活に違和感と生きづらさを感じおり、もっと楽しい生き方はないのかと模索しているだけの人畜無害な人間である。社会を変えてやろうという気はさらさらない。ただ自分と自分の家族には、今より良いの生き方があるのではないかと考えているだけである。

上記のように自分の考えは持っているので、それを別の考えを持った人から見た時に、相対的に右とか左とか言われたら、それはそうなるかもしれない。